学習指導要領が見直され、その内容がオリンピックイヤーである2020年に大きく変わります。
2018から2020年の2年間は、新しく始まる英語指導要領に慣れる移行期間。始まっている学校では、三年生から外国語活動が既に始まっていますよ!
こんなに英語の授業が低年化してきている昨今、色々と親は考えることでしょう。
- 子供をバイリンガルに育てたい…
- 自身はバイリンガルだけど、子供に英語をどう教えていいか分からない
- 苦労をせずに英語を勉強させたい
あらゆるケースがあると思います。
大事には思いたったが吉日。お子さんの英語習得の第一歩を踏み出してみませんか?
私は昔の学習指導要綱下で、皆と一緒に中学生から英語の勉強を開始した「国産」です。そんな国産の私ですが、現在は共通言語は英語という職場環境で、毎日を過ごしています。
国産の後発組英語習得者でも、↑こんな生活が可能なんです。
国産後発組意見としては、方法さえ間違えなければ、本人がやる気になれば英語は身につくものとお伝えしたい。
今は、自分の経験を踏まえつつ、自分の子供にも英語を始めさせようと試行錯誤しているところです。
この記事は、私と子供がこれまでにやってみたことをベースに、子供の英語習得をどう開始するかを紹介してみたいと思います。
お母さんやお父さんが、英語の勉強を再開する時も役に立つと思うので、是非試してみてね!
まずは英語を勉強する目的って何だろう?
あなたはなぜ子供に英語を学ばせることが大切だと思いますか?
受験で有利になるから?就職の時に有利になりそうだから?
英語を学ぶ目的を、あなたのお子さんにうまく伝えて理解してもらえないと、「エイゴキライ…(T T)」の波が来てしまった時に、親と子供の双方で目的レスに陥り迷子になりかねません。
「成績なんてよくなくていいモン」なんて言われたら困っちゃいますよね?
そんな時でも、英語を学ぶ目的と前向きな気持ちがあれば大丈夫。
私は常々子供に、英語が話せると世界中の人と友達になれるよ!どこの国に旅行に行っても、困らないよ!と話しています。
まぁ、英語だけで「困らない」訳ではないですけどね...(´ε`;)当たらずとも遠からずです。
ネガティブなことは言わない!
サッカーや野球が好きな子なら、本場のサッカーや大リーグの野球を観に行く。
大好きな英語の映画が吹き替えなしに観れる、とか海外のディズニーランドにいける!とか。
とにかくここで大切なのは、英語は楽しい目的のための手段、ということ。
とどのつまり、
英語って楽しい!(*`▽´*)
子供にそう思ってもらえることが大切。
英語の勉強=英語に触れることをやめない限りは挫折ではないですからね。
そのためにも楽しいとか、楽しみだ、とかそいういう気持ちを無くさないようにしましょう。
英語習得の道は音からスタートしよう
英語の音、聞けない音は出せない
国産後発組の英語習得は「赤ちゃん」のように、とはいきませんが、子供でも大人でも音から入るのが一番スムーズだと思います。なぜなら自分で聞けない音は自分で出せないから!
他の記事にも書きましたが、英語と日本語の音声周波数は異なります。
音声周波数とは、耳に音声として聞こえる周波数領域のこと。
音声周波数=振動数
- 日本語 :1500ヘルツ以下
- 英語 :2000〜15000
- フランス語 :1000〜2000
音声周波数の違う言語は、音として耳には入ってきても雑音にしか聞こえません。日本語度英語の音声周波数が違うのは一目瞭然ですよね?日本語は周波数が低く、英語は高い。なので、音を聞き取るための練習をしないと耳に入ってこないわけです。
でも、ここで朗報。
音声周波数が異なっても、1000~2000時間新しい言語を聴くことで、脳の中にその新しい言語の言語野が出来るのだとか。それにより、脳がその音を言語として認識できるようになるのです。
この話を、大学の「言語学」の授業で聞いた時、光が差した気がしました。
なら、帰国子女でなくてもまだいけるじゃん(・∀・)
そう思いましたね。
でも、「聞ける」ようになるには英語をよく聞く。
たくさんの英語音声に触れるのがまず第一です。よく英語のシャワーを浴びる、とか表現されますが、子供ができるだけ英語音声を耳にする時間を作る。これがとても重要。
自分が英語の勉強をスタートさせた時、この音声周波数や英語を「聞く」ことについての重要性を謳っている教材ってほとんどなかったんですが、最近は本当に多いですよねー。
音から始める重要性が明らかになったのか、音読や文法からいきなり始めていた、かつての英語授業が失敗とわかったのか、とにかく音を聴けるようになる重要性は無視できなくなってきたようです。
簡単に見ても、英語をつくる音は44〜51あるのに対し、日本の音は24しかありません。
「あ」と日本語で表現する音が、英語では「あっ」だったり「ぇあ」だったりと複雑なのです。
なので、まず子供に慣れてもらえるように、下地をつくりましょう。
子供の耳は黄金の聴力:この時期を逃さない
「英語をスタートするのは早い方がいい」と言われるのは、この微妙な音を聞き取れる力が子供にはあるからです。
英語の聞き取りや発音で、子供は圧倒的な力を発揮します。
本当にこれはすごい。
次男は英語教室には通っていませんが、そこそこ英語の聞き流しをしてきました。
その蓄積のおかげなのか、英語の音を真似するのがうまい。
テレビから流れてくる「what is it?」というフレーズをきいて出す音は、大人が知ってる「ワットイズイット」じゃなくて、「わりーぃずぃっ」。
彼はただニコニコ真似しているだけなんですが、大人はその音の完成度の高い音にビビるという...
この他にもYou tubeで耳にする簡単な単語を片っ端から真似するわけですが、その音が結構正確。
恐るべし子供のスポンジ吸収力(゚Д゚;)
一般的に聞こえる「耳」が出来上がるのは、10〜12歳が臨界期と言われています。
早ければ早いほうがいいってことで、赤ちゃんから始めるディズニーの英語システムや七田式教育など、色々な広告がプレママ雑誌にありますよね。
私も長男の時は、勇んで1歳位から英語を聞かせて見たりしたんですが、1歳児の反応って薄い...
ニコニコするものの、先ほどの次男の例みたいに発音は流石にしないわけで。
そうなると、ただでさえ授乳を繰り返して、大人とあまり話さない生活なのに、「この英語、誰のために流してる...?」みたいな切ない気持ちになりかねない (´ε`;)
そんな時は、喃語を始めて反応が読み取れる位〜2歳くらいで開始することをお勧めします。
3歳後半からそれ以降になると、お気に入りのアニメ(日本語)を見たがるようになると思うので、いかに嫌がられず英語を流しておける時間を確保できるが肝になるかと思います。
家で聞く英語音源おすすめ
英語を聞かせるなら、どんな音源がお勧めでしょうか?
子供が低年齢の時は、早口でない英語の歌や、手遊びを一緒にできる短い歌、もしくはあなたが昔に使っていた英会話のCD、ラジオアプリで英語ラジオなどでいいと思います。
低年齢の時は、親が選ぶ音源に対して好き嫌いが言えないのでね(´ω`)
ただ、赤ちゃんに聞かせる場合は、リラックスして聞けるように子供向けの優しい音楽や自分の生活環境に近い音(お母さんと子供の会話など)がいいかもしれません。
家で聴けるおススメ英語音源
- You tube
- 英語CDの音楽 掛け流し
- 2ヶ国語で放送されているアニメ
- 音声を英語に変えられるDVD
- アプリを上手く活用
You tubeでおすすめの番組
我が家でヘビーローテでかかっていたYou tubeチャンネルをご紹介します。日本で作られている番組ではなく、海外で作成された番組をそのまま見るのが一番いいと思います。30分、45分、60分…と音楽を流せる時間が決められるものもあって、とても便利。
英語の音楽 掛け流し
本屋に行くとたくさんこの類のCDがあるので、音源に困ることはないと思います。
You tubeだと歌詞カードを手元におけない。
…やっぱりそういうのはしっかり手元において挑みたいのよ…というお母さんには英語CD付きの本の購入がオススメ。
2ヶ国語で放送されているアニメ
我が家はケーブルテレビに加入しているので、ディズニーチャンネルや、ディズニージュニア、カートゥーンネットワークなど、海外アニメが流れるチャンネルを副音声の英語で見せています。
基本的にご飯を食べる時はテレビはつけない約束ですが、どうしても!な時は英語で流すのがルール。そうすると子供も結構割り切れるのか、文句を言わずに見ています。
ケーブルテレビ以外で非常に重宝するのが、動画配信サービスのHulu。
このサービスは、子供だけに留まらず、大人の英語学習者にも超便利。
なぜなら海外アニメ、映画の英語字幕を選択できる機能があるからです。
英語のセリフが聞き取れなくても、字幕があるので何度も聴くことができる。
そして、その真似もできるということです。これは、もう「シャドーイング」という英語を話す立派な勉強法。
耳を慣らすにも口を慣らすにも、すごく良い方法だと思いますよ。
音声を英語に変えられるDVD
ご自宅で眠っている海外アニメ、もしくは逆輸入アニメのDVDはありませんか?
子供も観られる内容であれば、それらが良い「教材」になりますよ!
上記で挙げたHuluやNetflixなどの動画配信サービスが人気な昨今、DVDは少しおされ気味な感じもありますが、英語の耳を作り上げる為の用途は一緒。
子供って、お気に入りの話しは何度も何度も繰り返し見たがりませんか?
そんな愛着をうまく利用するのであれば、同じDVDを常に目に見える所に置いておくのもありかもしれません。
アプリを上手く活用
アプリって、探せば何でも出てきますよね。便利な時代になったものです。
「子供、英語、ゲーム」などの検索ワードでアプリを検索してみると、驚くほどたくさんのアプリが出てくるのでお気に入りを探してみてください。
1日どれくらい英語を聞かせたらいい?
短い音楽からスタートして英語に触れる時間を長く出来るようになってきたら、短いアニメを見せる、更に慣れてきたら映画を見せる、というように少しずつ英語の時間を伸ばしていくのがおススメです。
飽きられてマイナスの感情を持たせるよりは、もう少し聞きたかったな、見たかったな、位で留めておくのが続けるコツなのかなと感じている今日この頃です。
大事なのは、英語を聴く時間を毎日取ること! これが地味につらい
我が家は私(母)も働いているので、「これから英語きこうね~」みたいに余裕をもって時間を取れません。なので、隙間時間を活用!
朝の準備時間20-30分。就寝前の身支度をしている間の20-30分。アニメを見る時間があれば、少しの間音声を変えてみる...など。
英語活動は隙間産業。
少しでも隙間があれば英語を流して、1日30分~60分を目指すのがいいかと思います。英語に慣れてからでも最長60分でいいんじゃないかな。
続けるコツは適度な手抜き。
You tubeやCDで英語を流しても、子供の耳に届いているのか否かなんて見た目ではわかりません。むしろ、見た目は明らかに聞いていない 笑 そうなると、「きかせなきゃ!」みたいに焦るのが親の心情ですが、そこは穏やかにいきましょう。
見た目は全然聞いてなさそうでも、子供の耳には届いています。我が家も英語隙間産業をはじめた当時は、私が常に隙間に目を光らせている状態。でも、そんな状態だともたないです。
はやいうちに多分キーってなります(親が)
私はキーってなる性分ではなかったので、先に「ま、いっか」が来てしまいましたが、それが良かったのか今でも聴いたり聞かなかったりの毎日をゆるゆる続けています。
それでも、子供の耳は確実に育っている。
親がキーってなってしまうと、子供ってその雰囲気を察知しますよね?
これすなわち、英語隙間産業の好き嫌いに繋がってしまうと思うんです。
そんなことにならないように、気持ちに余裕をもって臨んでください。
あ、忘れた。あ、出来なかった、という日が続いてもよし。
そんな日が3日~一週間とか続かないようになんとか頑張る!とか、アバウトな目標でいいと思います。
でも、それを末永くがんばる。
こちらも参考にどうぞ。
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音を文字につなげるPhonix(フォニックス)
英語の音に慣れて、アルファベットの26文字が歌を通して覚えられた頃にお勧めしたいのがフォニックス。
フォニックスとはなんでしょうか?
ひらたーく説明すると、フォニックスは、英語のスペリングと音とがどう関連しているのか、その規則性を学ぶものです。英語圏では通常5-6才でフォニックスを始めるとのこと。
このフォニックスを身に着けると、初めての単語でも読むことができる、英語の音をよりよく聞き取ることができる、初めて聴いた単語も聞きとって書き取れるようになる、そして何よりも正確な英語の音を出せるようになるという優れもの。
自分が英語を学び始めた中学生の時に、これを教えてくれていたら...と思わずにはいられません。
我が家の長男君。もう小学校に上がっていますが、3歳からYou tubeでフォニックスの歌をきいたり、家でフォニックスを使ったゲームをしたりしていたので、保育園→小学校くらいのタイミングで、かんたんな単語は区切りつつも読めるようになっていました。cat 、pig、houseなど。
ん?単語を区切るってどういうこと?って思いますよね?
それはアルファベット一つ一つの音を出しながら読む、ということです。
アルファベットには名前と音がある
日本語では「あ」という文字を覚えれば、その文字も音も「あ」です。
50音の内、最初の二文字を覚えただけで「あい(愛)」という単語が読めるようになる。
意味はわからなくてもね。
日本語の文字(ひらがな、カタカナ)は、文字を覚えれば、音も一緒に覚えられる「表音文字」というそうです。
所が、英語の場合は同じようにはいきません。
これが英語を始める時のつまづきポイントでもある。
アルファベットの「A」は、「エィ」ですね。
この「エィ」は、言ってみればこの文字の名前。
でも、Aの音は?となると、英語にはまた別の音があるわけです。
その答えは「æ」無理やりひらがなで表現すると、「ぇあ」のような感じ…? 口の形は大きく「え」で、音だけ「あ」と言うと近い音になります。
アルファベットは26文字。ひらがなのほぼ半分ですね。
でも、全ての文字に皆違う名前と音があるので、英語圏の子供達はアルファベットの名前と、音を覚えないと単語が読めないわけです。
これすなわち、英語を勉強する人はみな同じく「名前」と「音」を覚えないといけない。
あなたが英語をスタートした時、こんなこと学校で教えてくれました?
中学から英語が始まった時代の私には、全く記憶がない。
いきなり 「Hello, my name is 〇〇」 の始まり。
そんなスタートでよく音読しろって先生も言えたもんだな、と今更驚きです。
日本語と英語、文字の違い
- ひらがな、カタカナは、表音文字。文字を覚えれば音も一緒。
- アルファベットは、文字に「名前」と「音」がある
フォニックス、英単語は音の足し算
フォニックスを覚えると、一つ一つの音を足していくことで単語が読めるようになります。
例えば、bagという単語。
bの音は[b]唇を閉じて、一気に空気をだしながら「ぶっ」と出す音です(有声破裂音)、aの音は[æ]先程 「ぇあ」みたいな音と表現しましたね。
gの音は[g]舌の奥を口の奥、上の方(軟口蓋)にあてて「ぐっ」と声を出すと似た音が出ます。
これらの音を一文字一文字足していくと、b+a+g 「ぶっ、ぇあ、ぐっ」→ 「バッグ」となるわけです。
…ひらがなとカタカナで英語の音を表現するってなんてもどかしいのでしょう…(´д`ι)
フォニックスで音を正確に覚え、更に発音記号も覚えてしまえば、どんな単語だって読むことができるし、発音もできるようになる。これ本当。
フォニックス オススメの本やyou tube
フォニックスという言葉を始めて知った人も、聞いたことはあって実態がよく分からなかった人にも、その理解を深めるためにオススメな本を紹介しておきます。
日本でフォニックスの老舗と言えば、松香フォニックス研究所。Amazonで「松香フォニックス研究所」と検索しても出てきますし、「mpi」と検索しても大丈夫です。
こちらは公式ページ。
続いて、フォニックスの最初歩、音を覚えるための歌。
フォニックスのオススメアプリ
フォニックスの後は英語の「読み」に入る
フォニックスを覚えて簡単な単語を読めるようになってきたら、お子さんに英語の絵本を「読む」挑戦をさせてみましょう。
読む、と言うとハードルが高く感じるかもしれませんね。でも、大丈夫。大体の英語絵本は音源付きになっているので、英語を流しながら絵本を眺めてページを繰るというスタートで十分です。
英語を読む、音読するメリットて何?
英語の本を読む、音読するメリットはたくさんありますよ!
長文読解力、リスニング力、語彙力…と色々挙げられます。勿論読み物の内容によって、その知識がつきますよね?
読解力と併せて挙げられるのは、英語の構文をそのまま理解することができること。
日本語と英語は文の構造が違うので、読み慣れていないと、同じ文章を何度も行ったり来たりしないといけなくなるわけです。
音読でその構造に慣れてしまうと、読む順番で自然に文章を理解できるようになる。
また、音読によって、英語を発話する下地ができます。この下地ができることで、英会話の抵抗が大分なくなるはずです。
英語の読書や音読で身につくもの)
- 読解力
- 英語の構造を理解する力
- リスニング力
- 語彙力
- 読書による知識
- 英会話の下地
英語絵本、読み物オススメ
では、次にオススメ英語読み物の紹介です。
有名所を上げると、イギリス英語のORT (Oxford Reading Tree)や、米CTP社(Creative Teaching Press )の絵本 Learn to Read、または、ホートン・ミフリン・ハーコー(Houghton Mifflin Harcourt)のLeveled Readers(レベルド・リーダーズ)ですかね。
この「多読シリーズ」的、絵本達、いいです!とか、有名です!とか言われても、正直わかりにくい。
なぜなら、どれも選択肢がすごい量だから。
どこから始めていいのか分からないし、ビギナーにはどれがいいのかもわからない。
ざっくりした特徴をお伝えすると…
ORT (イギリス英語)
イギリスの多くの小学校で使われている国語の教科書(イギリスでの対象年齢が4~7歳)10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するので、自然に英語が身についていきます。
CTP learn to read (アメリカ英語)
「FUN&FANTASY」「MATH」「SCIENCE」「SOCIAL STUDY」のテーマに別れて絵本が展開されています。
音源が豊富。歌なども入っているので、子供にはとっつきやすい。
Leveled Readers (アメリカ英語)
アメリカの多くの子どもたちが国語の教科書として使用している本。
物語、小説、科学、伝記など、ジャンルが多岐に渡るので語彙が増えることは間違いなし。
私見で英語の読み物をざっくり比較
私見でこれまたざっくり比較すると…
ORT(イギリス英語)
ORTは硬派です。正統派。老舗感あり。1行の絵本から始まりますが、進歩していけばしっかりとした読み物に変わっていきます。音源はありますが、子供を楽しませよう感はあまりない 笑 硬派なんでね。
お話は良質なものばかりです。単語も順に増えていく感じ。ストーリーに引き込まれるので、お子さんがお話にハマれば万々歳ですかね。
本を読んだ後に理解を深めるために行う、ワークブックありです。
CTP(アメリカ英語)
CTPはテーマ分けされているので、購入を考える時選びやすくはあるのかな。
あと、音源が子供フレンドリー。おはなしを聞くワクワク感あり。お話の質はORTの方が上…かな?
テーマを分けられているので、はじめの頃から出てくる単語が多岐に渡ります。
海外の子供達は、学校の授業をもちろん英語で受けているわけで…二等辺三角形とか惑星なんかの名前も授業に出てくれば覚える。なのでCTPの絵本を上手に利用できれば、それと同じことを追体験できるはずです。
さらっと絵本を眺めてみただけでも、私も知らない単語がたっくさんありました(´ε`;)
CTPも絵本を読んだ後、理解を深めるためのワークブックありです。
Leveled Readers (アメリカ英語)
こちらもまたお話しのジャンルが広いので、拾ってくる単語の範囲が広い。
Amazonで単品買いできるので、入手ハードルは低いですね。
実は、先日英語の「多読」「音読」素材を自分用に探している時、Leveled Readersを取り扱っている面白いシステムを発見しました。
英語の多聴多読を可能にするデジタル教材。子供から大人までがレベルに応じて出来るっていう優れものです。月額980円ですよ!
初月無料でお試し期間が設定してあるので、子供と一瞬にやってみようかしら…と揺れ動き中。
話を戻します。
各社、良い教材なのは間違いないです。
大事なのは一番続けやすいのはどれか、英語音源がしっかりついているか、だと思います。
なので、個人的には最後にご紹介したレプトンリーディングファームが一番気になる。
ズボラな私でも続けられそうな気になる便利さ。デジタルコンテンツであれば、どこでもできるし、持ち運べるし。
試した際には、是非レポートしたいと思います。
実物を見ぬまま買うという危ない橋を渡りたくない人は、取り扱いがある本屋へ行って実際に見てみるといいかもしれません。お子さんといけるなら、実際の反応をみてみるのもありかな、と。
その時間が惜しい…という場合、一番少ない冊数単位で、もう購入してしまう!本屋に行っていないので、交通費往復は浮いているはずですしね ‘`,、’`,、(´ω`) ‘`,、’`,、
それぞれの持つ長所を生かすのであれば、2つハシゴする手もあります。
英語音も聞けることを重視したいので、子供フレンドリーな音源をもつCRT、もしくはLeveled readers から入り、読み物として本格的に読み出す時にはORTにシフト、とかね。
ちなみに、日本の学校で勉強する英語は米英語が主流なので、近未来のことを考えたらCRTとLeveled readdersの英語音源に慣れていた方がするりと耳に入ってくるかもしれません。
英語習得、大事なのは継続すること
英語の音に慣れる→フォニックス→読書、音読と進んできた、子供のバイリンガル化計画。
きちっとされている方は、何をどれくらいやればいいの?という質問が常にあると思います。
そこは、もう子供の様子をみて、さじ加減としかいいようがない。
すみません。どんぶり勘定しかできない性格でして,,,
大切なのは、継続です。
英語をこれまで勉強したことがある大人が「挫折」するという表現を使うのは、やめてしまうから挫折になるわけです。しつこくやめなければ挫折でもないし、失敗でもない。
英語の音を聴くなら、少しでもいいから毎日続ける。音読もしかりです。
全部を並行して続けるのが難しければ1つだけ選んで続ければいい。
一番いいのは「少しを毎日」。毎日が難しい時は、3日開けずにがんばる。
歯磨きと一緒で、習慣になってしまえば苦にはならない。
ただ、昨日も今日も子供と英語活動ができなかった...と自分を責めることはしないでくださいね。
時にいい加減が、継続のコツです。
そんな感じで子供と二人三脚してみてください。
お家de英語活動 やる気の維持はどうする?
やる気=モチベーションを維持するのって、子供にも大人にも難しいですよね。
「お互い励ましあって」が、子供と大人だとなかなかうまくいきません。
親の忍耐力と持久力が試される。なので、ここは肩肘張らずに。
何か小さな目標を設定して、それが達成できたらご褒美あげるのもよし。
大好きなおやつを準備して、海外アニメや映画を英語で観るもよし。
我が家ではこれをやります→ポップコーンとHuluで、映画館ごっこ。
それから、英語イベントに親子で参加するのもおススメです。
英語を習得する練習だけじゃなくて、英語を実際に「使う」イベントに参加する。
イースターや、サマースクール、ハロウィン、クリスマス、など「子供、英語、イベント、(お住いの)エリア」などのキーワードで検索するとたくさん出てきますよ。
子供の英語習得、まとめだよ
だいぶ長くなりましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。ここでざざっとまとめてみたいと思います。
子供と英語習得の道 まとめ
- 英語を学ぶ目的は楽しいものを設定しよう!英語は、楽しい目的のためのツールと心得る。
- 英語習得の道は、音から入ろう
- 自分が聞けない音は出せない。そこで、たくさん英語を聞いて耳の下地作り。
- 子供の耳は聴力黄金期。英語の音をたくさん耳に入れよう。
- 英語の音をかけ流し素材は、そこら中にあるよ!you tubeやCD、海外アニメ、DVD、アプリなどを活用してみよう。
- 英語を聞く時間は1日30分を目標に。なによりも大事なのは継続すること
- 英語の音に慣れてきたら、フォニックスを取りいれよう。
- フォニックスは、英語の綴りと音との間にある規則性。英語の音を足し算することで、自然に英語の読みに発展できるよ。
- 英語の音読はメリットばかり。長文読解力、リスニング力、語彙力、英語の構造を理解する力、英語を発話する下地が身につくよ。
何度も繰り返しますが、英語の習得は継続が命。止まらず、継続。止まっても再スタート。
やめなければ、挫折にはなりません。
この記事全部とはいなくとも、部分部分であなたとお子さんの英語活動にお役にたてれば万々歳♡
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