最近みかけるQRコード決済。ん?バーコード決済っていうのもあるぞ。
なんて、昨今はキャッシュレス決済の戦国時代。特にネーミングでは「なんちゃらpay」が巷にあふれています。
こちらの記事ではそのなんちゃらpayに光を当てつつ、一体何がお得なの?なぜそんなに盛り上がってるの?メリットやデメリットを掘り下げてみたいと思います。
それでは、なんちゃらPay解体新書、行ってみましょう。
【そもそもQRコード決済とは】 バーコード決済と一緒なの?
最近、こんな支払い案内たくさんみませんか?
ほんと、支払い手段増えましたね。
赤枠内にある「バーコード決済」と「コード決済」微妙に表現は違いますが、案内されているものは一緒のものが含まれていますね。これらはの支払いは「QRコード決済」と表現されることも。
一体何がなんだか...と思っている人、多いかもしれません。
色々な呼び方はあっても、ざっくりいうと皆一緒です。
スマホに入ったアプリを利用する決済方法に「〇〇Pay」という名前が与えられ、かつ、その支払い時に提示するのがバーコードなのかQRコードなのかで「〇〇決済」と表現されているわけです。
とにかく、最近はこのなんちゃらPayの種類が増えてもはや戦国時代化してきています。
バーコード(QRコード)決済のメリットは?
メリット多数ですね。
- 利便性
- ポイント還元
- 安全面でも2重丸
バーコード(QRコード)決済の利便性
とにかく便利です。
「支払う」「送金する」「還元分を貯める」の3つがスマホに入れたアプリで事足ります。
同じキャッシュレス決済の中でも、クレジットカードやICチップを使った電子マネー、またはiDやQuick Payに「送金機能」はないので、大きな差別化になりますよね。良い意味で。
友達と割り勘をするときの「今小銭がなくてお釣りが出せないから支払いは後でいいよ(´ε`;)ゝ...」みたいなやりとりが無くなります。
その場でおたがいが利用している決済アプリを起動させて送金すれば、はい終わり。
かんたーん。
バーコード(QRコード)決済はポイント還元がすごい
それぞれのバーコード(QR)決済が持つ還元システムにより、現金払いにはない「リターン=還元」があります。
「総額〇〇円還元キャンペーン」「ずっーと〇%還元!」など、それぞれの「〇〇Pay」が打ち出しているキャンペーンは利用すればするほどおトクです。
また、クレジットカードに紐付けられるバーコード(QRコード)決済なら、その決済方法(〇〇Pay)への還元と、クレジットカードへのポイント還元の2重取りも見逃せません。
例えば…私の場合。
日常生活はANAマイルを貯めるために、全て三井住友系のANA VISAゴールドカードに集約しています。
たとえば、PayPayや楽天Payのアプリをダウンロードしてこの三井住友系のクレジットカードと紐付けた場合、下記2種類のポイントが溜まる計算です。
- PayPay もしくは楽天Payのポイント
- ワールドプレゼントポイント(三井住友系クレカに付与されるポイント)
ざっくりいうとこんな感じですが、それぞれの「〇〇Pay」と相性の良い(=還元率の高い)クレジットカードがあるので、その還元率は要チェックです。
*後述しますが、私はPayPayを利用する際Yohoo!カードを選択しています。
まぁね、「〇〇Pay」も慈善事業じゃないからね。
セールス的相乗効果を生む方針を打ち出すのは当然だよね。
バーコード(QRコード)決済は安全面でも2重丸
現金を持ち歩かなくていい、という点がまず一点目。
それから、クレジットカードにまつわる被害も抑えられるというのが2点目。
バーコード(QR)決済は、アプリを立ち上げてレジの人に読み取ってもらう、もしくは自分が店頭にあるQRコードを読みとってから金額を入力したりします。
すなわち、クレジットカードをお店の人に私もしないし、機械に通す作業もありません。
なので、クレジットカードの情報を抜き取られるスキミング被害にあいにくくなる。
個人情報を抜き取られるとどういうことになるか。それはこちらの記事を参考にしてみてね。
もちろんお店の人を最初から疑っているわけではありませんが、スーツの上からでもスキャンすれば内ポケットのクレカ情報が抜かれるなんて話もありますから。
用心に越したことはない。
バーコード(QR)決済のデメリットは?
「〇〇Pay」がありすぎてわかりにくい
正直なところ、わかりにくい。
なんちゃらPayが多すぎ ٩(๑`н´๑)۶
しかも有難いことにそれぞれがおトクなキャンペーンを打ち出しているので、ますますわかりにくい。
支払いの手間が退化した
キャッシュレス生活3年目の私の印象では、バーコード(QRコード)決済って、支払いの手間は退化してますよね。
「iDで支払いまーす」
「(iDの音)♬♪」
ものの数秒で支払完了。
それに比較すると「〇〇Pay」はスマホのロックを解除して、アプリを起動して、バーコード表示したり、QRコードを読み取って金額を入力したりと、面倒くさい。
この面倒くささもメリットの多さでカバーでしょうかね。
まぁ、そう考えるしかない?
銀行引き落としタイミングがバラバラ
よく利用する店舗ごとに、または決済アプリごとに違うクレジットカードを登録した場合、銀行口座からお金が引き落とされるタイミングが違ってくるので、管理するのはやや面倒です。
例えば、PayPayでYahoo!カードを登録、楽天Payで楽天カードを登録、さらにはその他でキャッシュレス支払いを利用(私の場合ANA VISA Gold cardとiD)となると、銀行からの引き落としがこんなことになる
- Yahoo!カード:毎月5日までの利用分を同月27日に引き落とし
- 楽天カード:月末締め、翌月27日払い
- ANA VISA Gold card とid: 毎月15日締め、翌月10日払い
これまでニコニコ現金払いが主な手段だった人には、けっこうカオスな感じですね。
慣れるのにやや時間が必要でしょうか。
具体的にバーコード(QRコード)決済の種類をみてみるよ
「なんちゃらPay」の種類を見るべく、代表的なものをあげてみましょう。
代表的な「なんちゃらPay」
- PayPay : ソフトバンクグループ運営
- LINE Pay : おなじみチャットアプリのLINEに付随した支払い機能
- 楽天Pay : 楽天グループ運営
- Origami : 株式会社Origami運営
- d払い : docomoグループ運営
- auPay : au グループ運営
d払いとauPayは携帯がdocomoとauを利用している人以外も利用ができます。
一番、企業色が良い意味で付いていないのはOrigamiでしょうか。インバウンド(観光客)にはウケがよさそうな名前です。
それぞれの決済の特徴はここでは割愛しますが、破竹の勢いでそれぞれのアプリが利用できる店舗数が増えています。
ちなみに...消費税率が上がり、軽減税率がスタートした2019年10月1日現在、それぞれのアプリの評価数(5段階評価中)はこんな感じ。
バーコード決済名 | 評価件数(件) | 平均評価(5点中) |
PayPay | 32.4万 | 4.6 |
LINE Pay | 1,120 | 2.6 |
楽天Pay | 7.96万 | 4.6 |
Origami | 5.01万 | 4.4 |
d払い | 5.97万 | 4.4 |
auPay | 53.2万 | 4.4 |
PayPayの評価数、32.4万件はすごいですね。群をぬいている。普及率が高いのも頷けます。ソフトバンクグループの底力を感じる。
LINE Payの評価が低いのは、チャットアプリの「LINE」だけで全てが成立しているからでしょう。
コメントにもこんなものがありました。
LINEの復元に失敗して新アカウントになった途端LINEPayの残高も消えた...なんていう怖いコメントもあったので(補償なし)、このLINE決済アプリはもう少し向上の余地がありそうです。
au Payに関しては、既存のau WALLETというアプリの中にau Payが追加された形になります。
なので、auが提供する決済や金融サービスをまるっと一つのアプリでまとめて使えるという点は優れもの。
LINEのようにアプリを分割しなかったのがよかったのかもしれませんね。
PayPayを実際につかってみたよ
キャッシュレス生活3年目に入った私。これまで電子マネーとクレジットカードの一辺倒でしたが、この度PayPayを使ってみました。
使用したのは近所にあるヨーカードー系列のスーパー、ヨークマート。
PayPay最初の登録
特に煩わしさはなし。銀行の口座とクレジットカードのどちらともを登録しました。
(ワタクシ、陸マイラーですので保有カードの種類は潤沢ですの。)
PayPayはSoftBank グループですので、Yahoo!カードと相性がよいバーコード決済です。
その相性の良さは一目瞭然
この還元率が以前は10%とか、破格な数字が出されていたので記憶に残っている人も多いでしょう。
銀行口座からお金をチャージしていたものの、クレジットカード決済ならばポイントがさらにつきますからね。
ここは迷わずクレカ利用です。
PayPay支払い手順
step
1お店の人にPayPayで支払いまーす、と告げる
step
2お店の人が提示するQRコードを読み取る
step
3スマホ画面に買い物の金額を入力して、支払い完了
いつもと違う支払い方法に子供も興味深々です。
しかも!
いきなりアタッター( ゚∀゚ )!!
わーい。
「なんちゃらPay」なんて呼んでいた割に、あっという間に囲い込まれそうです。
‘`,、’`,、(´ω`) ‘`,、’`,、
やっぱりこの還元キャンペーンは大きいかも。気分上がります⤴
「でもそのキャンペーン情報についていけないわ…」という人、いると思います。
そんな人には、アプリを立ち上げた時にある「おトク」情報をタップして中をのぞいてみましょう。
するとこんなページが現れます。
今回私が当たったのは、上から4つ目のキャンペーンですね。
バーコード(QRコード)決済 まとめだよ
メリット:
- バーコード(QRコード)決済は、スマホに入ったアプリを利用する決済方法。
アプリはクレジットカードや銀行口座と紐付けて利用するよ。 - バーコード決済を運営しているそれぞれのブランドが、おトクな還元キャンペーンを実施しているので、現金払いよりもはるかにおトク。お財布いらずで便利なだけではありません。
- よく利用するお店がどのバーコード決済に対応しているのかによって、「〇〇Pay」を使い分けるとおトク度が上がるよ
- クレジットカードを提示しなくて済むので、クレジットカードの持ち歩きをしなくていい上、スキミング被害も防げるよ
デメリット
- 支払い時の手間はICカードを使った電子マネーや、iD、QuickPayなどに比較するとやや劣る
- それぞれの「〇〇Pay」に合わせて相性のよいクレジットカードを設定した場合、銀行引き落とし日がバラバラになる。
デメリットはあげたものの、メリットの方が多くてあまり気にならないレベルですね。
キャッシュレス決済後進国だった日本が、2020のオリンピックを目前にして今まさに生まれ変わろうとしているんだなーと...その渦中にいることをぼんやりと実感した次第です。
あなたも自分と相性のよい決済方法をさがしてみてね。
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