ゴロの良いこのフレーズ。実際のところ本当に良かったの?って気になるところですよね?
体験学習いかせてみようかな。子供が続けられるかな。月謝かさむよな…なんて。
色々思うことはあると思います。
今回の記事では、自身も公文っ子だった私が、長男と次男のリアル公文ライフを通して見て感じた「本当はどうなの公文式」レポートを書きたいと思います。
公文入会に迷っている方、他の学習スタイルと比較中の方、そんなあなたのお役に立てれば万々歳。
本当はどうなの公文式。4年目の感想→ありです。
CMに出ている野村萬斎さん一家のように、我が家も私(母)が公文育ち、そして子供も同じく...という図式です。公文式といえば長く続く「老舗」ですからね。回りも2代続けて教材にお世話になっているご家庭が多い印象です。
我が家は、長男が3歳、次男は若干早い2歳後半から公文式をスタートしました。長男に至ってはもう公文と4年目のお付き合いになり、すっかり生活の一部になっています。宿題をやる時にイヤイヤモードで荒れたりすることもありますが、まぁ頑張っていますね。教科は2人とも国語、算数の2教科です。
そんな我が家の公文式4年目の感想は、総括的に「ありだと思う」の判断です。(もちろん続けている訳ですからね)。
公文式がパーフェクト!と思っている訳ではありませんが、ブレない教育方針、実績のある教材、この絶大な安定感はさすがです。また、先生が子供のつまずくポイントを熟知しているので、相談できる点も有り難いですね。
では、具体的に他の理由もあげてみたいと思います。
公文式を続けてきて良かった点。メリットは何?
毎日勉強をする習慣がついたこと
実は学力よりも、この毎日の勉強する習慣をつけさせたくて公文を始めたと言っても過言ではありません。我が家は共働き家族なので、日中に子供の宿題を見る時間が取れません。アニメに出てくるような「遊びに行く前に宿題やりなさぁ〜い」のお母さんのフレーズを子供に言えないわけです。
ならば、毎日机に向かって勉強することを「習慣」にしてしまえば楽チン!ということで、小学校入学前から生活の一部化を狙ったのでした。
結果は良好。
- 朝ごはんを食べる→公文→余った時間は自由時間
- 帰宅 → 公文 →余った時間は自由時間
公文前に「テレビ」が挿入される場合も多くありますが、このスタイルが定着しています。
入学後もこのスタイルを崩さないようにと、長男は放課後の時間帯に学童で宿題を終わらせてくるようになりました。
保育園に通う次男と私の帰宅が買い物で少し遅くなる、そんな時も帰宅後に長男は1人で公文を済ませていることもあり、私の「習慣化」作戦はそこそこ功を奏しているようです。
しめしめ( ´∀`)
質の高い教材の評判は本当です
質の高い教材は、公文式の評判が高い所以だと思います。子供が早い段階で「自学自習で高校教材まで進む」ことが公文式の特徴の一つであり、これを可能にする為、教材は綿密なスモールステップで積み重なっています。
子供はこのプリントを繰り返し行なうことで内容を身につけていくという進み方。何度も繰り返すので、子供が苦手なパートも如実にわかりますし、反対に「身についた」時も然り。
わからない箇所がでてくると子供が「ご乱心モード(๑`н´๑)」に陥りますので、第3者の目から見ていて、とてもわかりやすい。また、理解できたとき、同じパートでつまづかなくなった時の小さな成功体験は子供にとって大きな収穫です。
つまずいた時は、もちろん教材を戻すことも可能。つまずいて分からないポイントをそのまま放置して進むと、後で致命的になったりするので、これは良い点だと思いませんか?
この反復学習は、学習するというより「覚える」に近い印象。
もはやスポーツの域なのではと思ってしまうほどです。
自身が公文式で学習していた時は、この反復が嫌いで仕方ない時もありましたが、今だからその良さがわかる気がします。
同じ年代の子供達が一緒に学ぶ環境
ここで言う「同じ年代」の範囲は、結構広いですね。保育園〜中学、高校生まで。皆がそれぞれの教材を同じ場所で行なっている風景は結構圧巻。
集中している子もいれば、おしゃべりしている子、先生に質問している子、音読している子、数字版を見ながら数を数えている子。
公文は教室がオープンしている時間にそれぞれが自由に通うというスタイルなので、子供の数が集中する時間は正直うるさい印象ではあります...でも、刺激的なこともまた事実。
知っている友達がいると、お互いの進捗具合が気になってライバル感もうまれるので、良い影響を受けているようです。「○○(友達の名前)、どこまで進んだ?」なんて会話をよくしています。
公文を続けてきてのデメリットは?
まぁ、デメリット要素もあります。デメリットをマイナスと捉えて進み続けるのももやもやするので、今ではれぞれのポイントに対して自分の妥協点を見出している感じ。
月謝の高さ
やっぱり高い印象が拭えないかな…無料体験があるんだから、月謝にも兄弟割引とかないわけ?と思ってしまいます。
昨年(2018年)の10月にやや納得のいかない値上がりもありました。何故だか東京&神奈川のみ対象で、1教科500円程値上がりです。我が家は2教科×2人分なので、一気に2000円up。
【追記】2019年10月にまた会費改定があります。この際も東京都、神奈川県に所在する教室 VS 左記以外の地域に所在する教室の2通りの月謝設定です。
他の地域にもその内この値上がりが飛び火するんでしょうか...
幼児、小学生が一緒の値段で、中学生になると更に値上がるので、小学校高学年時の教材進捗具合を見て塾にシフトする人が多いみたいですね。我が家も同じ道を辿ると思います。
頑張って進めるだけ先の教材に進んでくれ、息子たち。
現在はこんな価格になっています。
毎日宿題でこなすプリント6日分(日曜日は一応お休みにカウント)と、週2回の教室通い。日割り計算したら、1日270円〜300円位の教育費です。他社のタブレット教材ならもっと安いのは間違いないでしょう。
また、毎日の勉強習慣をつけるためなら、市販の教材を購入して自宅で行えば安くつくんじゃない?っていう声もあると思います。ですよね...そう思います。
ただ、私は自分が市販の教材で続けられる自信がないので、「公文に行かせるだけでおっけ!先生が管理してくれるハズ」っていう気軽さにもお金を払っていると自分に言い聞かせています。とりあえず大丈夫だろ...の安心感ですね。
公文って計算ばかりで文章題できなくない?の件
このことは算数のプリントについて、よく言われていますよね。4年生くらいになって体積とか面積なんて勉強に入ると、成績が落ちてしまう子がいるという話。
確かにそうなのかもしれません。
これは公文サイドでも意識しているのか、最近は文章題用や他計算以外のテキスト(問題集)を別売していたりします。
私も振り返ってみて文章題が結構弱かった記憶がありますねー(´ε`;)
ただ、公文で進んだ教材の単元までは学校の勉強で躓くことはなかったので、やはり公文で養った基礎学力は大きかったと思います。
私の場合、中学終了~高校1年生あたりの教材まで進んでから公文をやめたので、高校1年生後半くらいから数学の成績が如実に落ちました...orz
読解力に関しては、「数学の勉強で文章題の読解力までつけてしまおう!」というのがおかしなことなので、そこは国語のプリントをこなせば、カバーできることと考えています。実際、公文の国語プリントはとても秀逸な教材なので、読み書き&読解力をつけるにはおススメだと思います。
「本当はどうなの公文式-4年目レビュー」まとめ
公文式のメリット
- 先生に子供の勉強について相談しやすい - 冷静に子供勉強進捗を見守ってくれるので、感情的になりがちな親にはありがたいことです。
- 毎日勉強をする習慣がつく - 生活の一部化してしまえば長い学生生活の強い味方になります。
- 質の高い教材の評判は本当 - 小さな成功体験を積み上げていくことができます。
- 同じ年代の子供達が一緒に学ぶ環境が刺激的 - 友達との程よいライバル感がやる気につながっています
公文式のデメリット
- 月謝が高い ‐ 毎日の宿題、教室での指導、とりあえず...の「安心感」に支払っていると心得えましょ。
- 論理的思考を必要とする文章題などは、プリントに出てくる回数が少ないので、別売のテキストで理解を深めるがベター
公文式って、基礎力固めにはもってこいの教材だと思うんですね。
その基礎を積み上げる過程で身に着く勉強の習慣や、集中力、予定を推し量る段取り力、なんていうのはよくも悪くも本人次第な所があると感じます。なので、子供の成長を生かすも殺すも、親が上手に道順を案内してあげられることが重要なのかな...と、改めて襟を正す思いの公文式4年目でありました。
ではでは。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の記事があなたのお役にたてれば万々歳。
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